囲碁ファンが選んだ「今年の囲碁界十大ニュース」

囲碁ファンが選んだ「今年の囲碁界十大ニュース」は、第1位「謝依旻、女流2冠に」、第2位「梅沢由香里五段、初タイトル獲得」、第3位「張栩九段、名人復位」だった。

今年は実力派の若手棋士が開花した年だった。昨年、女流最強位を獲得した謝依旻三段は今年女流本因坊位も獲得し、女流2冠となった。その急成長ぶりは目を引き今年の第1位となった。男性棋士では井山裕太七段が初の新人王を獲得したが、これは取って当たり前の評価からか第9位どまりだった。第2位は梅沢由香里五段の初タイトル(女流棋聖)獲得。多くの由香里ファンを喜ばせた。第3位は張栩九段の名人復位。国際棋戦で活躍している棋士だけに、日本の三大棋戦(棋聖、名人、本因坊)のいずれかのタイトルは持っていてほしいというのがファンの思い。張栩九段は自身の名誉ばかりか日本のプライドも守ってくれた。今年は関西棋院の棋士の活躍も目に付いた。碁聖戦では横田茂昭九段が初の7大タイトル挑戦者に、王座戦では今村俊也九段が自身18年ぶりに7大タイトル挑戦者になった。関西棋院の棋士が7大タイトルで2人の挑戦者を出すのは久々。明るいニュースだった。

第1位 謝依旻、女流2冠に 11票 昨年末に女流最強位を獲得した謝依旻三段は10月、矢代久美子五段を破って女流本因坊位を獲得し、女流2冠になった。【2007年10月21日 日刊囲碁】
第2位 梅沢由香里五段、初タイトル獲得 10票 囲碁界のアイドル・梅沢由香里五段がプロ11年にして初タイトル・女流棋聖を獲得した。【2007年2月28日 日刊囲碁】
第3位 張栩九段、名人復位 9票 張栩九段が高尾紳路九段を破り、名人に復位した。【2007年11月9日 日刊囲碁】
第4位 関西棋院棋士、活躍 7票 横田茂昭九段が碁聖戦挑戦者になり、今村俊也九段が王座戦挑戦者になった。関西棋院の棋士が七大棋戦で2人も挑戦者になる活躍。遅まきながらの塩爺効果か。
第4位 日本棋院、副理事長交代騒動 7票 日本棋院は5月に小林光一副理事長が辞任し、大竹英雄名誉碁聖が新副理事長に就く一騒動があった。故・加藤正夫元理事長の改革の火を灯し続けるのは難しいようだ。【2007年5月9日 日刊囲碁】
第6位 趙治勲九段、タイトル獲得・優勝回数記録71 5票 趙治勲九段は3月にNHK杯で優勝を決め、タイトル獲得・優勝回数記録を70に伸ばし、十段位の防衛を果たしてタイトル獲得・優勝回数記録を71に伸ばした。
第7位 張栩九段、国際棋戦でも活躍 4票 張栩九段はトヨタ&デンソー杯で準優勝(1月)、富士通杯で第4位(7月)LG杯では八強に入るなど国際棋戦で孤軍奮闘の活躍だった。
第8位 囲碁フェスティバル開催 3票 10月27日、梅沢由香里五段を中心とする囲碁普及集団IGO AMIGOが囲碁フェスティバル「IGO FESTIVAL 2007」を開催し、盛況を博した。
第8位 山下敬吾、タイトル初防衛 3票 タイトルを獲得しても防衛することができなかった山下敬吾九段が棋聖タイトルで初防衛(1月)を果たした。【2007年2月23日 日刊囲碁】
第9位 井山裕太、新人王獲得 2票 4月に史上最年少で名人リーグ入りした井山裕太七段は9月、新人王位を獲得した。【2007年4月6日 日刊囲碁】
[調査期間:2007年11月4日〜2007年11月17日、総投票数:75票]

参考:2006年の調査結果

関連情報:日本棋院の選んだ2007年十大ニュース