農心杯日本代表選手、ファン勝手選出結果

第9回農心杯三国対抗戦に日本代表として出場してほしい棋士は「依田紀基九段」「井山裕太七段」「山下敬吾九段」「河野臨九段」「張栩九段」。囲碁ファンは農心杯の日本代表選手に精鋭・若手の5棋士を選んだ。

韓国、中国の代表選手は国内選抜戦が7月上旬から8月上旬にかけて行われて選ばれるが、日本では国内予選をやらずに日本棋院が出場棋士を選定する。それなら、われわれ囲碁ファンで日本代表を選ぼうではないかと囲碁データベースが企画した「勝手投票」。今年のアンケートは7月15日〜7月28日にかけて行った。

ファン投票の上位5人は「依田紀基九段」「井山裕太七段」「山下敬吾九段」「河野臨九段」「張栩九段」。しかし2005年から農心杯は国籍主義になったことから台湾国籍の「張栩九段」は出場できない。そこで第6位の「結城聡九段」を繰上げて、ファン投票の上位5人は「依田紀基九段」「井山裕太七段」「山下敬吾九段」「河野臨九段」「結城聡九段」となる。ファン選出されたメンバーは納得がいく。「井山裕太七段」が上位に入ったのは、10代の棋士が出てきてほしいという期待値だろう。高尾九段が上位5人には入れなかったのは、国際棋戦での成績があまりにも悪いためだろう。

農心杯の日本代表選手は日程の関係で国内予選がなく、日本棋院が賞金ランキングを基準に出場棋士を選出する。しかし10月以降の国内タイトル戦の日程との関係でタイトル戦の出場者は出場辞退するケースが多い。この結果、日本代表がベストメンバーになったことはなかった。しかし、最近は棋士の意識が変わり、世界戦で勝たないという雰囲気が生れている。第9回農心杯は9月18日に開幕する。国内予選なしで日程優先のメンバー選定は、囲碁ファン無視、国際棋戦軽視といわれても仕方がない。日本棋院が選出した出場棋士はまもなく「週刊碁」の片隅に小さく記載されるだろう。今回のファン投票の結果とどれだけ一致しているかは各自で確認して頂きたい。

順位棋士名得票数コメント
第1位依田紀基九段15票碁聖のタイトルを失い国内無冠。2005年の農心杯ではラストで3連勝して日本に依田紀基ありを印象付けた。今年も活躍してほしい。昨年は第2位。
第2位井山裕太七段13票中国、韓国の代表には十代の棋士が何人もいる。日本にも十代の代表が出てほしい。日本期待の若手棋士。昨年は第5位。
第3位山下敬吾九段12票現在、棋聖・王座。防衛戦のスケジュールとバッティングして農心杯には出ないのだろうか。昨年は第4位。
第4位河野臨九段8票現在、天元。今年のLG杯ではベスト8に進出。国際戦で期待できる棋士。昨年は番外。
第5位張栩九段7票タイトルは碁聖のみだが現在の日本最強の棋士。しかし国籍問題で農心杯に出場できない。それにも関わらず投票の結果は第5位となった。昨年は第3位。
第6位結城聡九段6票今年は不調のためか票が伸びなかった。しかし国際戦で勝ちが期待できるであることは間違いない。関西棋院所属なので農心杯は出場できないのか。昨年は第1位。
第7位羽根直樹九段5票現在無冠。最近の国内戦での成績は不調だが、世界戦での成績は回復基調で、ファンからの信頼も回復基調である。昨年は第8位。
第7位高尾紳路九段5票本因坊、名人の二冠だが、世界戦の成績はいまひとつ。ファンからの信頼を回復してほしい。昨年は第8位。
第9位坂井秀至七段4票世界戦はアマチュア時代から何度も経験している。国際戦向きの棋士。関西棋院所属なので農心杯は出場できないのか。農心杯でも活躍してほしい。昨年は第6位。
[調査期間:2007年7月15日〜2007年7月28日、総投票数:91票]

参考:2006年の調査結果