国際棋戦で活躍してほしいプロ棋士のベスト3は、「山下敬吾」「井山裕太」「張栩」。日本の囲碁ファンは若い棋士が世界戦で活躍することを期待している。いま日本棋士で一番期待できる棋士は、依田紀基、張栩だろう。依田紀基はすでに世界戦での優勝実績がありその実力は疑いがない。張栩も世界戦での優勝実績がありその実力は世界級だ。しかし依田はすでに40代。張栩も20代後半に入ってしまった。
依田、張栩の次を担う日本のエースは井山裕太であろう。韓国、中国では井山裕太と同じ世代の若手棋士が続々と国際棋戦に出場している。井山裕太に世界戦の戦い方を勉強させる目的で、井山裕太を若手特別枠で世界戦に出場させてはどうだろうか。日本の次のエースを育てるためにはこんな特別策も必要だろう。
世界戦に強い棋士には、日本、韓国、中国を問わず、中盤からの戦いに強く、終盤もヨミの力が持続するタイプの棋士が多い。日本では張栩、依田紀基、趙治勲などがそういうタイプ。山下敬吾も瞬時に最強の手を読み切れる。まだ若いのだから、日本の持ち時間の長い碁に慣らされずに持ち時間3時間という限られた時間で序盤から力強く戦う碁に磨きをかけてほしい。
手厚く打って中盤以降じわりじわりを寄りつくタイプの棋士は持ち時間が長い碁には向いているが、持ち時間が短い世界戦向きではなさそうだ。日本棋士が世界戦で中盤以降の戦いに弱いのは持ち時間の使い方に関連している。持ち時間は中盤戦以降に残しておく戦い方が必要だ。持ち時間の長い碁に慣れてしまうと、日本棋士同士の国内予選は勝ち抜けても、中盤からの戦いに強い超一流棋士と戦う世界戦では勝ち抜けない。世界戦を目指す棋士は中盤からの戦闘力を強化すべきではないだろうか。
| 順位 | 項目名 | 得票数 | コメント |
| 第1位 | 山下敬吾九段 | 18票 | 次のエースとして最も期待されている棋士。早く世棋戦で優勝してほしい。前回第4位(12票)。 |
| 第2位 | 井山裕太七段 | 12票 | まちがいなく日本の次世代のエース。まずは世界戦の出場機会を早く獲得してほしい。前回第3位(14票)。 |
| 第3位 | 張栩九段 | 10票 | LG杯で優勝して次のエース宣言。世界戦は中盤、終盤に強い棋士が勝つ。張栩九段は日本の棋士の中で最も期待できる棋士である。前回第4位(12票)。 |
| 第4位 | 結城聡九段 | 9票 | 現在、依田九段と並んで日本のエースの双璧かもしれない。結城九段にも早く世界戦で優勝してほしい。前回第2位(17票)。 |
| 第5位 | 依田紀基九段 | 8票 | 現在の日本のエース。依田九段が活躍しているうちに次のエースが出てきてほしい。前回第1位(18票)。 |
| 第6位 | 高尾紳路九段 | 7票 | 世界戦での成績は芳しくない。国内戦向きの打ち方、世界戦向きに打ち方を使い分けるチエがほしい。前回第7位(5票)。 |
| 第7位 | 羽根直樹九段 | 6票 | 一時は世界戦の成績が振るわなかったが、最近は序盤から厳しく攻めるようになり、世界戦での成績もよくなってきた。前回第6位(6票)。 |
| 第8位 | 村川大介四段 | 4票 | 期待の一人。早く世界戦に出てきて欲しい。前回は番外。 |
| 第9位 | 小林覚九段 | 3票 | 昔は覚パワーは中国から恐れられていた。前回は第7位(5票)。 |
| 第9位 | 瀬戸大樹六段 | 3票 | 期待の一人。早く世界戦に出てきて欲しい。前回は第7位(5票)。 |
| 第9位 | 趙治勲九段 | 3票 | 粘っこさは世界戦向き。もう少し若く、全盛期のように考える体力があれば、間違いなく日本のエース。前回第10位(4票)。 |
参考:2006年の調査結果