後進育成を期待したいプロ棋士

後進育成を期待したいプロ棋士のベスト3は「大淵盛人」「趙治勲」「小林光一」。大淵盛人九段が初めて第1位になった。後進育成を託したい棋士は、大淵九段のように内弟子を取りプロ入り実績を上げている棋士か、趙治勲、小林光一のような木谷道場の経験者というのがファンの声ということだろう。

大淵九段の最近の活躍、実績は言うまでもない。今後もどんどん内弟子をプロ入りさせてほしい。趙治勲は過去に内弟子を取り金秀俊や松本武久、鶴山淳志を育てている。小林光一も内弟子ではないが、河野臨、小林泉美を育てている。彼らが"プロ入段を目指す囲碁神童"を育てれば、将来の日本を背負って立つ棋士の誕生が期待できるかもしれない。

今の韓国囲碁界を育てたのは「許壮会」「権甲龍」「金原」の3人の棋士。彼らは"木谷実後進育成システム"を韓国で実戦して実績を上げている。木谷実が築いた後進育成システムは、全国の囲碁神童を10歳前後のうちに1ヶ所(木谷道場)に集め、子供たちのライバル心を利用して切磋琢磨させるというもの。強い日本を造るには内弟子を取る棋士が必要なのだ。今、日本で"木谷実後進育成システム"を実戦しているのが東京本院の大淵盛人、高林拓二、中部総本部の吉岡薫。植木善大も山下順源のもとで内弟子の経験があり、内弟子の効果を知っている。彼らの育成が結実するのを楽しみにしたい。

強い日本を再興するには、プロ棋士の育成に誠心誠意で臨む後進育成プロを支援することも必要であろう。日本棋院、関西棋院は、プロ棋士の育成を主たる任務として活躍している「育成棋士」に何らかの資金的援助をしていいのではないだろうか。

順位棋士名得票数コメント(ファンの声)
第1位大淵盛人10票東京本院で内弟子を取っている棋士。門下生は奥田あや、内田修平。前回は第8位(3票)。
第2位趙治勲8票過去に内弟子として金秀俊、松本武久、鶴山淳志を育てている。「木谷一門の本家として育成に努めて欲しい」(gamela)。前回は番外。
第2位小林光一8票門下生は河野臨、金澤秀男、小林泉美。「木谷一門の本家として育成に努めて欲しい」(gamela)。前回は第5位(6票)。
第4位藤沢秀行6票秀行塾、秀行合宿参加は若手棋士の目標。しかしすでに弟子はとっていない。前回は第3位(7票)。
第4位依田紀基6票昨年から後進の育成を始めた。前回は第6位(5票)。
第6位林海峰4票門下生は張栩、林子淵。「人間性が豊か」(独楽)、「指導者としての器量がある」(MACHI)、「人格面も期待できます」(ヘボ太郎)。前回は第1位(9票)。
第6位菊池康郎4票緑星学園の育成システムはあまりにも有名。前回は第8位(3票)。
第8位吉岡薫3票中部総本部で内弟子を取っている棋士。前回は第8位(3票)。
第8位武宮正樹3票後進の育成はしていないが、なぜか毎年入る。期待値の表れか。前回は第3位(7票)。
第8位梅沢由香里3票後進の育成はしていない。囲碁普及と棋士育成は別の活動だが…。なぜ入ったのだろう?前回は番外。
第11位高林拓二2票「院生6人を内弟子にして生活を共にし、奥様も献身的にバックアップ。キリスト教伝道師として23年間のブランクのあとカムバックし、いまだ青春の熱い気持ちを失わない姿は尊敬できます」(新川義彦)。前回は番外。
[調査期間:2007年2月25日〜2007年3月10日、総投票数:73票]

参考:2006年の調査結果