最も期待している若手棋士

囲碁ファンが「最も期待している若手棋士」は井山裕太七段(17)と謝依旻三段(17)の17歳コンビ。『囲碁データベース』が行なったアンケートでこのような結果が出た。井山裕太七段は2005年、2006年、2007年と3年連続でトップになった。謝依旻三段は第2位(13票)→第7位(5票)→第2位(11票)と今年急激に票を伸ばし、第2位に入った。

第5位に金沢真初段(14)、第7位に富士田明彦初段(15)、第10位に田尻悠人初段(15)が入るなど、これから入段する棋士に票が集まるのは最近の傾向。また村川大介三段(16)、内田修平初段(17)、畠中星信初段(19)など10代の棋士が上位に入っている。日本にも10代で期待のできる棋士が出てきてほしいというファンの願いの現れだろう。

第1位 井山裕太七段(17) 15票 2005年、2006年、2007年と3年連続トップだが、票は30票→19票→15票と年々減少している。期待を込めて申し上げる。10代のうちに七大タイトルを獲得してほしい。昨年は第1位(19票)。
第2位 謝依旻三段(17) 11票 第2位(13票)→第7位(5票)→第2位(11票)と順位が変化している。昨年は女流最強、若鯉杯戦優勝と大活躍。若手女流棋士の中ではずば抜けて強い。将来が楽しみな棋士。昨年は第7位(5票)。
第3位 村川大介三段(16) 8票 第4位(10票)→第4位(8票)→第3位(8票)と順位、票とも安定している。関西棋院の期待の星。10代のうちに大ブレークしてほしい。昨年は第4位(8票)。
第4位 黄翊祖七段(20) 7票 第6位(8票)→第3位(10票)→第4位(7票)と遷移している。名人リーグで活躍している。関西の井山裕太、東京の黄翊祖といわれる。山下・張栩のライバル関係を思わせる。昨年は第3位(10票)。
第5位 瀬戸大樹六段(23) 6票 第3位(11票)→第2位(11票)→第2位(6票)と票が半減した。六段になり上位陣とあたるようになってからは精彩を欠く。年齢的にもそろそろ若手棋士とは言いづらくなってきた。ここらへんで七大棋戦での優勝がほしい。昨年は第2位(11票)。
第5位 金沢真初段(14) 6票 今年4月に入段する日本棋院の新人。人気先行型というより期待先行型か。昨年は番外。
第7位 富士田明彦初段(15) 5票 2006年7月1日に入段した日本棋院の新人。人気先行型というより期待先行型か。昨年は番外。
第8位 畠中星信初段(19) 3票 2005年12月1日に入段した関西棋院の新人。期待先行型だったが…。昨年は第3位(10票)。
第8位 内田修平初段(17) 3票 第5位(9票)→第8位(3票)→第8位(3票)。2005年の中野杯U20選手権戦で院生でありながら瀬戸大樹六段を破ったことから、俄然注目を集め、その後入段。期待先行型だったがまだブレークの兆しはない。昨年は第8位(3票)。
第10位 田尻悠人初段(15) 2票 今年4月に入段する日本棋院の新人。人気先行型というより期待先行型か。昨年は番外。
第10位 鈴木歩三段(23) 2票 第10位(5票)→第6位(6票)→第10位(2票)。2003年に女流最強を獲得した実力派。タイトル常連を期待したい。昨年は第6位(6票)。
[調査期間:2007年2月11日〜2007年2月24日、総投票数:75票]

参考:2006年の調査結果