国際棋戦で勝てない日本のプロ棋士。LG杯ベスト8にも三星火災杯ベスト8にも日本のプロ棋士は入れない。こんな弱い日本のプロ棋士をどのように強化したらよいか。具体的な提案を囲碁データベースの読者に募集したが、残念ながら速攻策はないようだ。
今回の総投票数はたったの50票。囲碁ファンは日本プロ棋士の不甲斐なさにあきれ返り、強化策などでは解決できないところまできたと認識しているようだ。強化の具体策として上位を占めた有効な提案は、「韓国、中国留学による若手棋士の強化育成」(第1位)、「国内棋戦の韓国、中国棋士へのオープン化」(第4位)、「スケジュールと賞金を国際戦最優先に」(第6位)の3つ。狭い日本の中だけで弱いもの同士が競争をするよりは、早い段階で日本の若手有望格を韓国、中国に送り込んで厳しい囲碁修業をさせるか、外国の強い棋士に日本の国内棋戦に参加してもらい日本の若手有望格との対局の機会を増やすか――強化策はこれしかないようだ。
しかしこれらの案は従来からファンの間でいわれているもの。日本の若手有望格を若いうちに国際棋戦の真剣勝負の場で強化しなければ、日本は国際棋戦で勝てない――ファンはすでにそのことに気づいている。気付いていないのか、気付いているが認めたくないのは日本棋院、関西棋院だけなのではないか。
日本棋院、関西棋院には、アンケート結果を真摯に受けとめ、胸を貸す立場ではなく胸を借りる立場であることを素直に認め、韓国、中国に頭を下げてじっくり若手棋士の強化に取り組んでほしい。期待できない古手棋士は国際棋戦の予選に参加させないで、若手棋士に参加チャンスを与えるくらいのことはやって欲しい。
| 順位 | 項目名 | 得票数 | コメント |
| 第1位 | 韓国、中国留学による若手棋士の強化育成 | 9票 | 早い段階で日本の若手有望格を韓国、中国に送り込んで厳しい囲碁修業をさせる案。これが今のところこれが一番即効性がある案でしょう。前回は第3位。 |
| 第2位 | 二十一世紀の木谷道場復活 | 6票 | 日本囲碁界の裾野を広げるという長期的な方策。日本強化には囲碁神童探しがまず先ということでしょう。前回は第11位。 |
| 第2位 | 小中学校教育に囲碁・将棋を取り入れる | 6票 | これも日本囲碁界の裾野を広げるという長期的な方策。強制的に囲碁を教えて、その中から囲碁天才少年を見つけようということでしょうか。こんな強行策が必要なほど日本強化は難しいということか。前回は第2位。 |
| 第4位 | 国内棋戦の韓国、中国棋士へのオープン化 | 5票 | 強い外国の棋士に日本の国内棋戦に参加してもらい国内棋戦のレベルを上げる案。これなら若手有望格も強い棋士と対局する機会が増え強くなる。間違いない。前回は第6位。 |
| 第5位 | プロ・アマ無差別棋戦を増やす | 4票 | アマに負けるような弱いプロ棋士は廃業に追い込む? プロ棋士に生きるか死ぬかの真剣勝負をする風土を作ろうという過激な案。しかし弱い棋士を排除して、それで日本は世界戦に勝てるようになるのだろうか。前回は第4位。 |
| 第6位 | スケジュールと賞金を国際戦最優先に | 3票 | プロ棋士は国際戦中心の活動を。国内棋戦優先は井の中の蛙(カワズ)作り。プロ棋士は国際棋戦に勝ててナンボの世界だ。稼ぎたかったら国際棋戦で勝って来い!! 前回は第8位。 |
| 第7位 | 国際戦出場資格戦の創設 | 2票 | 今や国際棋戦出場がプロ棋士の証。国内棋戦予選を行うよりこちらの方が大事なのでは。前回は第11位。 |
| 第7位 | 日本棋院にランキング制を導入する | 2票 | 当然、ランキング100位に入れなければ対局料なし。弱い棋士は徹底的に排除する。前回4位。 |
| 第7位 | プロ国際統一レーティングの導入 | 2票 | 弱い棋士は自分の実力を知るべきだ。世界のプロ棋士の中で下位から数えたほうが早いような棋士は早く廃業すべきだ。前回11位。 |
参考:2004年調査結果