農心杯日本代表選手、ファン勝手選出結果

第7回農心杯三国対抗戦に日本代表として出場してほしい棋士は「結城聡九段」「山下敬吾九段」「高尾紳路九段」「依田紀基九段」「坂井秀至七段」。囲碁ファンは農心杯の日本代表選手にこの若手精鋭の5棋士を選んだ。

国内予選をやらずに出場棋士を選定するなら、われわれ囲碁ファンで選ぼうではないかと囲碁データベースが企画したのが今回の「勝手投票」。韓国、中国の国内選抜戦が6月下旬から7月上旬にかけて行われたので、今年のアンケートは7月3日〜2005年 7月16日にかけて行った。

今年のファン投票の上位5人は「結城聡九段」「山下敬吾九段」「高尾紳路九段」「依田紀基九段」「坂井秀至七段」。昨年から2年連続でファンに出場してほしいと推薦されたのは「依田紀基九段」「山下敬吾九段」「結城聡九段」の3人。今年は農心杯は国籍主義になったことから昨年第2位だった「張栩九段」は出場できない。それを配慮してか「張栩九段」は第6位に留まった。今年ファンが選んだ新顔は「高尾紳路九段」と「坂井秀至七段」。高尾九段は本因坊のタイトルを獲得した活躍が認められた。坂井七段は名人戦リーグでの活躍が認められたのだろう。

農心杯の日本代表選手は日程の関係で国内予選がなく、日本棋院が賞金ランキングを基準に出場棋士を選出する。しかし10月以降の国内タイトル戦の日程との関係でタイトル戦の出場者は出場辞退するケースが多い。この結果、日本代表がベストメンバーになったことはなく、いままで日本チームが優勝したことはない。昨年の日本棋院選出メンバーは趙治勲九段、張栩九段(急死した加藤正夫九段の代理出場)、王銘宛九段、三村智保九段、高尾紳路八段という顔ぶれ。タイトルホルダーを中心に選んだとは言えず、"どうして?"というメンバーが選定されている。案の定、ファンの声無視の選定メンバーは高尾紳路八段(当時)の2勝という活躍はあったものの、第3ステージで張栩九段、王銘宛九段が李昌鎬九段の前になすすべもなく敗れ、ファンは悔しい思いをした。

国内予選なしで日程優先のメンバー選定は、囲碁ファン無視、国際棋戦軽視といわれても仕方がない。第7回農心杯は10月に開幕する。日本棋院が選出した出場棋士はまもなく「週刊碁」の片隅に小さく記載されるだろう。今回のファン投票の結果とどれだけ一致しているかは各自で確認して頂きたい。

順位棋士名得票数コメント
第1位結城聡九段25票今年は棋聖戦挑戦者、碁聖戦挑戦者と大活躍。今一番のっている棋士かもしれない。今年のCSK杯でも無敗。農心杯でも活躍してほしい。昨年は第4位。
第2位山下敬吾九段19票現在、天元。名人戦や王座戦の挑戦者になると農心杯には出ないのだろうか。昨年は第3位。
第3位高尾紳路八段15票本因坊を獲得して一躍注目の棋士に。今年後半はタイトル戦の予定はないので出場の可能性が高い。厚い碁が世界戦でどこまで通用するか楽しみ。昨年は第6位。
第4位依田紀基九段14票現在、碁聖。今年後半はタイトル戦の予定はないので出場の可能性が高い。捨てて打つ碁が世界戦でどこまで通用するか楽しみ。昨年は第1位。
第5位坂井秀至七段12票そう、この人を忘れていました。世界戦はアマチュア時代から何度も経験している。この人が農心杯に出場すれば、日本は優勝できるかもしれない。昨年は番外。
第6位張栩九段9票現在、名人、王座。現在の日本最強の棋士。しかし国籍問題で農心杯に出場できない。投票の結果はそれを考慮してか第6位となった。昨年は21票で第2位だった。
第6位小林覚九段9票農心杯が年代別対抗戦になれば40台代表だろう。昨年は第6位。
第8位井山裕太四段7票中国、韓国の代表には十代の棋士が何人もいる。農心杯が年代別対抗戦になれば10台代表だろう。日本棋院期待の若手棋士。昨年は第11位。
第8位今村俊也九段7票今関西棋院で一番のっている棋士の一人。この人も一度は農心杯に出してみたい。昨年は番外。
第10位羽根直樹九段6票現、棋聖。しかし世界戦での成績が悪すぎる。ファンからの信頼は大きく落ちている。昨年は第5位。
第11位瀬戸大樹六段4票20代になってからは目立つ活躍がない。ここらで一仕事してほしい。関西棋院期待の若手棋士。昨年は第11位。
[調査期間:2005年7月3日〜2005年7月16日、総投票数:152票]

参考:2004年の調査結果